歩く

2024年7月6日(土)全国路地のまち連絡協議会 設立20周年記念まち歩き&パーティ

今日はお世話になっている全国路地のまち連絡協議会(以下路地協)が20周年を迎えられたということで、神楽坂に来ております。善国寺に集合して、4つのまち歩きグループに分かれて、これから出発です。私は「ドンツキコース」を選択。ドンツキ協会会長の齋藤さんにご案内していただくことになりました。

既に暑くて汗が全く止まりません。しかし、神楽坂の細かい路地を歩くのもはじめてなのでワクワクも止まりません。

「和田写真館」壁も看板もいい感じに焼けていますね。

いきなりドンツキ、と思いきや自宅を改造したようなカフェがあり、左に抜ける路地がありました。

アパートがあり、その先が崖になっていて、段差の上にさらに建物があります。このように高低差のある風景が神楽坂のいたるところにあります。

 

またたくさんの坂があります。袖摺坂、すれ違うと袖が触れてしまうくらいの狭い坂ですね。

ドンツキ発見。会長曰く、ドンツキは私的な空間であることが多いため、入るときは「おじゃまします」の心持で行くべき、とのこと。

ドンツキの先にあったお茶屋さん。ひっそりと、奥ゆかしく存在している姿が神楽坂の精神性を象徴しているような気がします。

歩行者専用と書かれた路地も。ここまで狭いと車は入れないですね。

登録有形文化財となった木造古民家を発見しました。路地の奥へと入りと、おしゃれなカフェがあったり、高そうな小料理屋があったり、新旧が入り混じって不思議な雰囲気が醸成された一帯となっています。

「ねこの郵便局というなまえのお店」ふと立ち止まりたくなるのも分かりますね。

このアパートの側道も坂になっていて、さらにその先が崖になっています。閉塞された先に開けた絶景が広がったり、そのスペクタクルを楽しめます。

恐る恐るドンツキ部分を行くと、またその先が崖で、さらにその下に魅惑的な路地があります。この辺でかくれんぼしたら、めちゃくちゃおもしろいだろうなぁ(うっとり)

ドンツキあるある「この先は通り抜けできません」看板。

路地の合間に形成された公園がありました。象が非常にシュールですが、なんとも言えない美的さを感じます。

こんなところも入っていきます!

豊かな路地園芸も見どころの一つです。ご自分で作られたかのような植木棚がありました。木の組み方が変化に富んでいて、見た目にもおもしろい。

ありました!銭湯とコインランドリー。これこそ下町の風景であり、心のふるさとであります。

ここの路地が最高に狭くて、長い路地でした。ドラクエで深いダンジョンに入ってしまった時の不安と孤独感を味わうことができました。

印刷会社で勤めているため、印刷会社や製本屋さん、ハンコ屋さん、写真屋さんなどが目につきます。最近はどんどん少なくなっている業種なので、頑張ってほしいですね。

路地の真ん中に電柱があり、道を真っ二つにしています。真ん中は東電の領域になっていて、なくしても良いような気もしますが、空中では電線が複雑に絡み合っていて、なかなか難しいのかも知れません。また、どの家庭にも消火器が備わっていて、またそれが路地の風景の一部となっています。

なつかしいタイプの肉屋さん。コンビニのホットケースとはまた違った味わいがありますね。

ゴール前にあった可愛いドーナツ屋さん。あとちょっとでゴールなのですが、足をとられてしまう人が続出。欲望に負けましたね。

ゴールの赤城神社から見下ろした路地の風景。いや~結構な高低差があります。ゴールまでずっと汗が止まらなかったのですが、この暑さではなかなか過酷なツアーでした。けど、それをはるかに上回る楽しさがありました。

さて、赤城神社の地下のあかぎホールで20周年記念パーティが開催されました。言い出しっぺ(発起人)の今井さんから今までの経緯が語られ、路地サミットの報告が各開催地の代表より行われました。

私も第14回の路地サミット in 飯能のことを語らせていただきました。

路地協 世話人代表 今井晴彦氏

ドンツキ協会 会長 齋藤佳氏

東京スリバチ学会 会長 皆川典久氏

NPO法人 粋なまちづくり倶楽部 理事長 山下馨氏

パネルディスカッションが行われました。

最後に記念撮影。20周年、誠におめでとうございます!

もちろん、私は最後の最後まで参加してきましたよ(笑)ドンツキの齋藤会長を囲んで、めくるめくドンツキの世界について、教えていただきました。ディープで贅沢なひと時でした。また、このテーブルは偶然にも神戸の方2名、大阪の方1名で、私も大阪出身なので関西トークに花が咲きました。飯能の路地サミットに参加していただいた方々ともご挨拶できてよかったです。

PS.この日は私の誕生日でした(笑)酷暑のうえに実は雷雨もあり、都知事選最終日でもあり、そんな神楽坂で過ごした割とカオスな一日を私は忘れないでしょう。