歩く

2024.10.20(日)飯能まちなか散策ツアー(前半)

さあ、今日は晴天に恵まれました!元気に飯能まちなか散策ツアー、出発です。けどちょっと風が強いかも…今回の参加者は8名です。

銀座通りの出口、ここは昔、入間馬車鉄道の終着駅でした。入間川駅(現在の狭山市駅)まで線路を敷き、その上を馬が曳く鉄道場所が人や荷物を運んでいました。当時の風景を想像してしまいますね。

「山川理容店」正面をおしゃれに飾り立てる看板建築です。壁面があたかもキャンバスであるかのように自由な造形がほどこされます。正面から見るとお金持ち風だけど、後ろから見ると裸…びんぼっちゃまを思い出してしまうのは私だけでしょうかw

浪漫横丁を入ると、当初はカフェ・ダンスホールであった洋館風の旅館「新川長」が姿を現します。外壁は左官がコテで飾り付けた擬石造りです。頂上付近の卵型の文様が印象的です。現在は空き家状態で、今後の保存が心配です。

かぼちゃのようなモチーフ、スパニッシュ瓦、帝国ホテルから流行り始めというたレンガ風タイルを引っ掻いたスクラッチタイル…随所随所に見どころがある建物です。

写真館小路を入ると、消防車が通れるように2Mから4Mに広がった、その境目がありました。歯医者⇒美容院⇒写真屋と時代ごとに姿を変えてきた建物が現れます。現在のオーナーは改修を重ねて、ロビングッドフェローというアンティークショップ兼シナモンロールカフェにしましたが、現在は休業中です。屋根は瓦葺きから鉄板葺きへ改修されています。

旅籠横丁を入ると、三島由紀夫「命売ります」にも登場した?という吉村旅館。

長野県茅野市が出自という千野家。屋根は入間市の平仙レースが豊川稲荷神社の瓦葺きを手掛けたという名古屋の職人に瓦を葺いてもらっており、200年はもつと言われているそうです。千野家は武田信玄候の家臣で、諏訪家と同族との記録があります。由緒正しきお家柄です。

すみません、これはワンポイントで。あまりにも可愛いので(笑)

一丁目ひだまり公園に着きました。業者さんにばっさり植栽を切られてしまい、少しさっぱりしてしまいました(一言相談してほしかったなぁ~)マンションには緑地帯を設けなくてはいけないため、このようなオープンにして手入れする。

川寺街道沿いにある三角地帯。道が斜めに走っているため、このような三角地帯が生まれます。ここは昔、畳屋さんだったそうです。

奈良家土蔵。現在フルーツパフェで大人気の草風庵の店主がかつてはお隣で八百屋をやられていました。ちなみに明治16年の調査書によりますと、まちなかに蔵が約120棟ほどあったそうです。

フカダヤにたどりつきました。金物屋の深田屋商店が閉店後、リノベーションされて、「くらしの循環センター フカダヤ」として新しい灯がともりました。金物屋時代の道具をあしらった看板がとにかくユニーク!

銀座商店街のまさに顔のような建築物です。柱はモルタルを叩きつけて、目地で切ってありますが、タイル風の石を貼りつけてある本物の石造のようですね。左右対称のつくりで、中央の看板の上にはメダリオンが施されています。

その建物内の吉川理容所に入らせていただくことができました。私も中に入るのは初めてですが、昭和の雰囲気を残したどこか懐かしい理容所でした。

前半の最後は伊勢屋さんで休憩です。美味しいお茶とみたらし団子をいただいて、ゆっくりとさせていただき、また元気が湧いてきました~

(後半へ続く)