

織協の中に入らせていただきました。後から区切られてつくられた10畳間。奥の金庫は外から入れられたそうです。


理事長室です。天井が特徴的な板の貼り合わせになっていて、照明もおもしろいですね。

今は使われていませんが、理事長室の向かいに階段があります。

2Fの天井は少しアーチ型に湾曲しています。これを盛り上げ天井というそうで、まっすぐだと広い空間だと目の錯覚でかえって曲がっているようにみえるため、あえて湾曲させているそうです。ちなみに右端と左端の天井の高さは15cmほど違うそうです。杉板のピーリング貼です。

2Fの壁はは筋交いが入っているのですが、1Fは筋交いのない、抜き構造だそうです。地震の際に揺れを逃がすのは抜き構造、対して筋交いは揺れにより強い圧がかかったりすると、それが蓄積して急に壊れることがあるとのこと。協同組合は解散し、不動産会社が20年壊さない約束で買い取り、活用しようとしましたが、その後コロナになり手つかずになってしまいました。現在、その存続に関しては予断を許さない状況になっています。